気持ちをぶつけることが苦手な私と

昨日、彼から異常とも言えるひどい内容のメッセージを受け取り

自分が愛に対して夢を見ていたのだと落胆したのだけれど、

 

今日、なぜか、彼に呼ばれて、会いに行ってしまった。

 

 

 

会った瞬間はとても嫌な気分だった。

 

でも彼は徐々に口を開いて、言った。

 

「ものすごくフラストレーションがたまっている」と。

私が夫と暮らしていることに。

 

 

・・・えっ?

 

 

離婚したいと思っていたら出会った彼。

彼も不倫とわかっていて始まったのに

彼は他にも彼女がいるのに

 

 

まさかそこがフラストレーションのポイントだったなんて。

 

 

意外だった。

しかしまあ、なんてワガママで素直なんでしょう。笑

 

 

でも羨ましいなあ。

自分の気持ちを相手にぶつけることができるって。

 

 

私は苦手で、すぐに黙ってしまうし

怒りの表現を受け取ると逃げようとしてしまう。

 

まさに、昨日の私。

彼への気持ちを断ち切ろうとしていた。

 

夫の愛情表現

彼の愛情表現が乏しく感じるようになった今日この頃、

夫の愛情表現について考えてみた。

 

 

夫はこの生活を守るために

必死になって働いている。

私にも子どもにも愛情表現もせず。

 

 

オレの愛情表現はこの生活、この家、この食事代

というようなことを言われたことがある。

 

 

私はこの乏しい愛情表現に嫌気がさしていたが

これは本当に広く、どっしりとした愛情表現だと思えるようになった。

 

 

だって彼は私の何の生活の保証もしてくれない。

むしろ将来は無いと言い切った。

 

 

夫の行動は極端だし

それを守るために社畜になっているから

それはそれで目を覚ますべきだとは思う。

 

 

だがずっと不満だった遠回しの愛情表現が

とても責任感にあふれたものだと感じることができる。

 

嫌う世界が自分の世界になってしまう時

彼からたくさんの愛の言葉をもらった。

愛とは何かを教わった。

尊敬して愛情を表すことだと。

 

 

夫婦は愛し合い、互いを尊重する。

子どもとは別の世界を持ち

年老いてもハグやキスをする。

 

 

本当に憧れていた世界。

私も彼と手に入れることができるのかな?

彼でなくても、

そういう人に出会いたいと信じた。

 

 

でも今は私の悪いところばかり指摘される。

それが彼の寂しさの表現なのか

社会から受けるストレスの表現なのかわからないけど

聞くほうも限界がある。

 

 

彼はもう、ストレスが強すぎて

すでにそれは幻想となってしまい

自分はもう、自分が嫌う世界に身を置いている気がする。

 

すると気が付いたんだ。

 

私も、夫に対してそうであったことを。

夫の世界を嫌っていたけれど、私もそうだ。

 

パートナーにあきらめて

それ以外のことで発散する。

ぶつかり合うことを嫌う。

 

彼によく言われるが

この世界を作ったのは誰でもない、君だ

と。

 

もう何も言い返せない。

夢だったみたい

割り切った関係だと言われたので

ハマりすぎないようにしていたのに

今夜また「君は冷たい」とお説教。

 

その延長線上で彼の怒りは大爆発。

 

今まではなんだかんだいって許してたけど

今日ほどサイテーな彼は見たことがない。

 

 

 

やっぱり夢だったんだ。

彼の言う「愛」は自分のワガママを通すためのものだった。

 

約1ヶ月、ほとんど毎日のようにメッセージ交換した。

 

出かけた。

 

話した。

 

食事した。

 

 

 

 

彼が教えてくれたこと

私がなぜ彼に夢中なのかというと

彼は私の思っていたことを当たり前のものとして考えているから。

 

 

愛を信じてる人。

 

 

結婚生活って

ケンカしても仲良くキスしたりハグしたり

お互いを尊重しあえると思ってた。

 

子どもができても夫婦の時間を作って

どこかに出かけられると思ってた。

 

なのに私はサレ妻。

 

 

 

また、私が憧れていた世界を見せてくれたから。

 

語学が堪能で

自分に自信があって

セクシー。

 

何より私を求めてくれていることが幸せ。

 

 

子どもができる前に会いたかったねと言われたから

やはり未来は無いのだと雑感している。

 

 

そう言われた。

 

 

彼と夫に共通点が

彼は見た目も優しく、フレンドリー。

そして自分の意見をはっきり持っている。

見た目も話し方も、とってもソフト。

 

 

でも近づいてみて思ったのは

勉強家で、ゆえに自信家。

だからそれによって感じるストレスも多いようだ。

そして性的なご趣味が激しいこと。

 

 

やっぱり私ってそういう人に惹かれてしまうんだな

と気がついてしまった。

 

別だと思っていたけど、

離婚したい夫にも似ていた。

 

似ているというか

同じようなところを見出してしまうんだなと。

 

 

以前、カウンセラーの方に

「このままだと誰と結婚しても同じ」と言われたことがあるけど

今更ながら納得。

 

 

自信家は自信家としてそこを伸ばさないと。

自信家にも生きにくさはあるのだと気づいてあげないと。

 

 

もう話したくない夫だけれど

彼通して少し夫のことが理解できた気がする。

弱い私を捨てる

彼とのやりとりで気づいたこと。

 

そうだ、私は夫に対してもそうだ。

 

普段は夫の要求に応えようとしている

夫はそれが当然になってくる

そして私がそれに応えられなくなる、とキレる。

 

 

キレるというのは嫌になるとか

距離をおくとかそういうの。

 

 

私に意思が無いから相手に合わせるんだけど

なんか違うと思うと離れる。

 

結果、相手がワガママになってしまう。

 

 

 

 

 

私はパートナーに何かをしてあげたいと思ってしまう。

パートナーにかわいそうな面を見出して

そこを私が埋めてあげたいと思ってしまう。

 

ああホント余計なお世話。

 

私が私らしくあれる人を見つけるべきではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

彼は乱暴だけど、ある意味それを実践しているよね。

 

そう、私は誰のものでもないんだ。