欲しかった言葉は別のルートでやってきた
16歳年下彼に着信拒否をされたことに気づき、とにかく落ち込んだ2月後半。
私の人生を大幅に変える支援をしてくれたイタリア人彼の誘いに全く乗れず「もういいわクソったれ!」的な捨てゼリフを吐かれ、それでもいいやと放置していた。
そのイタリア人の彼は本当に恩人で思い出になったなあと思った頃。
メールが届いていた。
気がつかなかった。
また彼に八つ当たりされたりするのはごめんだという恐怖もあったが
まだ友達と思ってくれているのなら相談に乗ってほしいんだ、という内容だった。
ケンカをしたことでちょっとしたトラブルに巻き込まれていたようだが、詳しく聞くとその相手はたたの脅しだと受け取れた。
私なりの意見に彼は納得し、安心したようだった。
突然話題を変えてきて、元気にしてる?
君の子どもは元気かい?
会っていた頃はひどいことばかり言って本当にごめん、と別人のように詫びてくれた。
なんだか報われた。
もう謝らなくていいよ、そう思った。
私はもとオットと、突然連絡を絶った年下彼に詫びて欲しくてたまらなかった。
「あの時は本当にごめんなさい」
もとオットに
年下彼に
言って欲しいと思っていた言葉。
謝れよ!
謝ってくれたらそれでいいんだ!
そう思って泣いた日があった。
そこにイタリア人彼からのお詫び。
放ってくれた相手はもとオットでも年下彼でもなかったけれど、私はイタリア人彼を通して『欲しかった言葉』をもらえた。