駐在彼との夜(ホテル編)

深夜に賑わうお寿司屋さんを出て、彼にエスコートされるままタクシーに乗った。

 

着いたのはラブホの前だった。

 

もうこの頃には、最初の約束である「エッチはしない」ということなど、あって無いようなものだった。

 

選ぶ余地がなく、最後の一部屋だったと思う。

 

どう始まったか記憶が無い。

シャワーに入る?という提案を、断ったような気がする。

 

南米のガールフレンドやセッ クスライフを聞いていたわりには、酔っ払っていて、日本人的なセッ クスだった。

 

でもね、そこが私には惹かれたところだったかもしれない。

 

エリートを気取っているようで

すごく甘えてきて

自然体な人だった。

 

でもセッ クスはどこか一方的な感じだったから、もっともっと息を合わせたいと思った。

 

どう終わったのかわからない。

途中、ラテックスを外したのには気がついたけれど。

 

そして現実に戻るように、彼のフライト時間がわかった。

 

えっ?あまりゆっくりできないじゃないか!!!

思わずアラームをセットした。