縁が無いということを受け入れる

彼にもう呆れられてしまったかな

と思っていて

気持ちを消そう消そうと思ってたけど

我慢しないで

来るはずのない返事を気の済むまでチェックしていた。

未読メッセージに「もしかして！」と思った。

がっかりもした。

どんな内容でもいいから

彼からのリアクションがあればいいのにと

とことん望んだ。

するとふと、痛みが少しやわらいできた。

そんな時、何事も無かったかのように彼から連絡が来たのだ。

とても嬉しかった。

ただ、彼からのリアクションが嬉しかった。

内容は

今夜はいつ帰宅するのか、と。

今思うと、誰かと間違えた？

というくらい普通のメールだ。

間違えたのかな？

わかんない。

とにかく

メッセージが来たことは嬉しかった。

普通に返事をした。

でも会える気がしなかった。

これはタイミングが合ったら会おうという意味なのか？

私に会いたくないかから駅周辺をうろつきたくなかったのか？

前ならいろいろ考えて

どうやったら会えるかな。

服、着替えようかな。

うちに泊まってくれるかな。

なんて無駄に想像力を働かせていたけれど

やめた。

とりあえずそれ以降返事が来てないかはチェックしたけど、

返事なし。

相変わらず自分ペースな人。

結局、彼はもちろんのこと

私も都合のいい扱いを望んでいるのだと理解したら

彼にこだわる必要を感じなくなってきた。

もちろん

大好きで仕方なかった時

必要とされていた時のことはまだ覚えているけれど

考えれば考えるほど

男女関係はあっても長続きしない縁というか

私の望んでいる人生のパートナーにはお互いなれないなと

納得せざるを得なくなってきた。

彼のことは好きだけど

ご縁が無かったなあ

あのまま付き合っていても幸せにはなれなかったなあ

と

別れを受け入れられるような状態になれた。

昨日まで

「どうやって失恋から立ち直っただろうか？」と

ため息をついていたのにね。