彼らに出会う順番は必然だった

駐在彼からは1日2回ほどメッセージが来る。

相変わらず3文ほどの短い挨拶程度のものだが、なぜか私の心に響いて励みになっている。

 

日本語にすると以外の通り。

 

「元気?週末はどうだった?

今日も素晴らしい時間を過ごしてね!」

 

とか

 

「こんな綺麗な絵を見つけたよ。(画像)

君みたいだ。」

 

とかね!!!

 

ヨーロッパの彼と出会った時も、本当にたくさん褒めてもらった。

愛してるの言葉もたくさんもらって、フワフワした気分になった記憶がある。

 

でも自分の気持ちが英語でうまく表現できなくて、いつも「私も!」ってそれしか返事できなくて。

日本語ならもっと気の利いたメッセージができるのにって思った。

 

それと同時に、当時は既婚者だったし、子どもへの罪悪感もバリバリあって、彼への愛情表現にブレーキをかけていた。

 

今回も同じで気の利いた返事などできないけれど、その気持ちに応えて返事するのはやめた。

 

そして子どもへの罪悪感も捨てた。

 

ただ、駐在彼からのメッセージを受けて楽しみ、その喜びを彼にも返すことだけを楽しんだ。

 

彼は私のスペックを覚えているだろうか?

40代と言ったけど、その英語は通じているのか?

シングルマザーというのを覚えているだろうか?

もう一度聞いたら引くだろうか?

 

そんな心配は、あとでする。

 

今は彼が好きで、その気持ちを楽しんでいる。

そう、念願の「未来を考えない設定」で恋をしている。

 

そう決めてから数時間後。

仕事関係の遊びで酔い疲れした彼から電話がかかってきた。

南米時間の2時半くらいだろうか。

 

再来週に一時帰国するからまた会おうね、と。

君のことが好きだよって。

朝まで一緒に眠りたいねって。

こっちにはいい人がいない。

君はとても綺麗だ。

 

もう、私がずっと欲しかった言葉だ。

 

嬉しすぎる反面、私たち4時間くらいしか一緒にいなかったよね?なんで?

と確認してしまう慎重な私がいた。

 

酔っ払ってたから話半分だけれど、日本で行きたい場所とか

世界は広いよ、見せてあげたい、とか。

自分はそんなにデキる人間ではないとか。

なんで君はそんなに優しいの?とか言ってた。

 

彼から、言われ慣れない言葉がたくさん降ってきて、ひとつひとつに喜びながらも返事に困る自分がいた。

 

ヨーロッパの彼と出会っていなかったら英語で恋愛をしたいと思わなかったし

ヨーロッパの彼とセフレ関係になっていなければ16歳年下の彼の良さも半分だった。

16歳年下の彼と出会っていなければ、この駐在彼とも出会っていなかった。

駐在彼の良さだって、わからなかったと思う。

 

出会う順番ですら必然を感じる。

そして私の願いは着実に叶っている。