駐在彼の優しいメッセージ

16歳年下彼との終わりを待っている間。

南米に駐在する彼から突然電話があり、それ以降私たちのメッセージ交換は頻繁になった。

 

駐在彼からのメッセージは3文ほどの短い内容だけれど、英語のストレートさが生かされる思いやりのあるメッセージばかり。

 

年下彼との失恋から早く復帰できたのは、ここ何年か私を支えてくれている親友の存在と、この駐在彼からのメッセージのおかげだ。

 

私と駐在彼は4時間しか一緒にいなかった。

次に会うことなど期待できる仲ではなかった。

お互いに酔っていて、どんな話をしたかも忘れてしまった。

なのになぜメッセージ交換は始まったのだろう。

本当に不思議だ。

 

彼はただ、甘いメッセージ交換を楽しんでいるのかもしれない。

 

でもね

 

私にとっては本当に理想の存在。

 

日本人の良さを持った英語力のある男性。

メッセージも頻繁だし、愛情表現も上手。

真面目すぎず、素直なメッセージ。

思いやりのある声かけに余裕を感じる。

 

そういうメッセージはどこかで習うことができるの?

と質問したくなってしまうくらいだ。

 

顔はもうほとんど忘れてきたけれど、あの晩彼と数えきれないほどしたキスだけはまだはっきり覚えている。

 

私はまた、刺激を求めているのだろうか?

自分の悪いクセが気になり始めている。