未来のあなたへ

まだ見ぬ未来のあなたへ。

 

私は今、こんな失恋を乗り越えてあなたに会うことができました。

 

この恋はね、私にとって奇跡のような恋だった。

出会い方も、年齢も、その立場も、性格も。

 

愛にあふれる、でも弱い人だったんだ。

私はただの弱い女だったんだ。

でもこの恋のおかげでたくさんの愛に気づくことができたんだ。

 

おかげでね、離婚した人を子どもの父親として、かつてのパートナーとして大切に思えるようになりました。

憧れの国際恋愛で知り合った彼の愛を理解できる人間の幅を手に入れた気がするよ。

仕事の仲間を大切しているよ。

お客様を大切に思っているよ。

そして家族を愛しているよ。

 

そんなふうに思える恋だったけれど、私は私を信じることができなくて私らしさなど半分も出せないままに終わってしまったんだ。

 

否定されたと思いがちだけれど

きっと私とこの人は、社会的立場や文化的背景が合わなかったんだ。

 

パラレルワールドだったのに

なぜか交わってしまった人だったよ。

 

 

今度はパラレルワールドではなく、私の今の世界てで、私の近くで寄り添ってくれるあなたという人を愛したい。

 

この恋を通してあなたのような男性には三人も出会っていました。

 

私はそれが私の幸福だと気がつかず遠回りして、せっかく出会ったのに相手の心変わりが気になって、愛など全く信じていませんでした。

 

真逆な人と結婚までして、その人にまで心変わりをさせてまでしてしまったよ。

まだ、その人からの愛に気づいただけでも良かった。

 

未来のあなたへ。

 

私、やっとあなたを幸せにできる人間になれたよ。

失恋を乗り越えるチカラはちょっとぐらい低くてもいい

年下彼から再会要請があった当初、この日なら翌日のことを気にせず会えますと言われた日が今日だった。

 

でも私たちはこの日を待たず、メッセージ交換を再開した数日後に2時間ほどの時間を過ごした。

 

その日から3週間。

以前、これ以上の付き合いはできないとメッセージがあった時は2週間の沈黙があったが、それをさらに上回る沈黙。

 

わかっている。

もうお誘いなど無いことは。

 

もう私の中で決着はついているものの、やはり連絡が無いことに落ち込んでしまう一日だった。

 

人間愛とか友情なんて偽善だ。

私は彼に恋をしていたんだ。

 

私は乗り越えるチカラがあるから、少し悩んで泣けばすぐに失恋を消化することができる。

 

でもこの恋を味わっていたかった。

恋は綺麗になれる。

人に優しくなれる。

思い出して嬉しくなれる。

 

過去を見ることを楽しんでいた。

 

けれどそれも今日で終わろう。

未来を見よう。

 

また、彼のような人と出会った時

年齢のコンプレックスを感じず

子どもの存在に躊躇することなく

ありのままの私が表現できる自信でいたいから

私は未来を見る。

 

さあ、得意の『乗り越えるチカラ』を発揮して、未来を見よう。

年下彼へさようならをそっと送ろう

年下彼からまさかの再会要請があり、セッ クスをしてからもうすぐ3週間。

 

その間、数回に渡る私からの取り乱すようなメッセージを華麗に無視し続けているが、おかげさまで私もさまざまなな内観ができた。

 

女性として否定された気持ちから始まり

人間として否定された気持ち

 

そこから

私にとって彼は本当に恋愛対象なのか

それとも人間愛の対象なのかを問う日々。

 

恋愛なのか人間愛なのかどちらとも決められず保留にしてみて

保留にしたとたん私の中で答えが出た。

 

それは

『会いたいけれど会えない』

という言葉だった。

 

会いたい理由は、

感謝、尊敬、そしていちどは恋をした愛着。

セッ クスへの愛着と未練。

誤解されたまま終わりたくないという執着。

 

会えない理由は、

彼が想像以上に未熟だった場合に、私はどれだけカッコ悪い思いをしなければいけないのかという恐怖だ。

 

過去に恋心があったけれど

会えるのならセフレでもいいという下げた自分や

無意識とはいえ見せないようにしていた一面があったこと

意図的に言わなかったことがあることを説明したいけれど

で、結局なんなの?というオチになるのも嫌なんだ。

 

いずれにしろ、会いたいけれど会う理由もメリットも意味もない。

 

 

 

 

 

お互い始めから恋愛対象では無いのに、セッ クスのために男女の仲を築くような形を取ってしまった私たち。

 

優しくしたり、されたり

弱く見せたり

格好つけたり。

 

私は未熟で

彼は若いというエラーだった。

 

また彼と再会できるとは思えないけれど、もしまた同じ人に会える奇跡があるのなら

いや、彼という同一人物でなくてもいい。

 

自分を知って欲しいひとと出会えたら

私は素直に私を見せたい。

 

彼との2度目の出会いは、1回のセッ クスという形で終わったんだ。

 

文句はすでに送ってしまった。

そしてそれのお詫びはした。

 

もう私からのメッセージはする必要がない。

 

心からそっと、彼へさようならを送ろう。

 

また出会えるといいな。

今度は素直な私を出していこう。

だれのためでもない。

私のために。

駐在彼の不思議

あんな面倒くさいメッセージを送ったのに、あれから3日後のまた深夜に駐在彼から電話があった。

 

ブロックしてなかったんだ。

 

今日の彼は英語だった。

 

私は、この前はへんなメール送ってごめん、と誤った。

 

僕も同じだから、と答えてくれた。

何が同じなのかよくわからなかった。

 

一晩過ごしたいことか

特定の彼氏彼女がいらないことなのか

 

いつも以上に眠くて、あまり英語が出てこないし

彼の話し方も聞こえづらくて何度も聞き返したけどわからなくて

 

I love you って言ってきたから

I love you too ってうっかり答えてしまい

Really???というリアクションに

うまく答えられなかったことは覚えている。

 

12月に日本に帰るからね、と

そう言って電話は終わった。

 

不思議な人である。

 

年下彼から連絡の無い痛みが、少し緩和される。

まだ、ここには私のことを好いてくれる人がいるんだなって。

駐在彼へセフレ要請

月曜日に続き、ひとりで飲んでいるとフワリと酔ってきた。

 

なんだか寂しく、でもモヤモヤして

駐在彼に英語でメッセージを送った。

 

あなたと一晩過ごしたい

あなたはどう思う?

 

私は特定の彼氏が欲しいと思っていない

ただ楽しみたい

あなたのような優しくて頭のいい人と

 

ガッカリした?

それならブロックしていいからね。

 

なんて面倒くさいメッセージだ!

私なら即ブロックだ。

再会から1週間で耐えきれず

年下彼と再会し、セッ クスをしてから1週間が経った。

また誘ってくれるとメールをくれたものの、1週間音信不通。

 

ひとり飲みをして酔ってきたので、つい「もういい!」的なメッセージを送ってしまった。

 

相変わらず私はバカだ。

 

待ってくださいとでも言って欲しかったんだろう。

そんな駆け引きに乗るわけが無いのに。

 

そして当然彼からのリアクションは無く、翌日にモヤモヤしてモヤモヤして、ごめんなさいと謝るバカさを炸裂。

 

でもそれでも、どちらも私の感情なので仕方ない。

それで好かれたいとも嫌われたくないとも思わないから。

 

そもそも、私が気になるのは彼の気持ちではない。

この素敵なセッ クスが今後も期待できるのか、できないのか。

私はそこが気になる。

 

そして私を人間的に否定しないでくれと叫んでいる。

女ではなく、人間としての私を好きかどうかが知りたいんだ。

 

彼女としてドライブしたり旅行したり、互いの友人と会ったりなんて望んでいない。

 

今いる彼女だか元カノだかと天秤にかけられても、困る。

 

彼は一体、何を考えて私からのリアクションをスルーするのだろうか。

まだまだ男性の気持ちはわからないな。

 

とにかく今は、彼からの沈黙が怖い。

前は2週間だった。

また一人で考え、一方的に別れを告げてくる。

人間的に侮辱された感じを、また味わうのはごめんだ。

駐在彼は何がしたい?

自然消滅かと思っていた駐在彼から、深夜に突然電話があった。

 

3時。よくこの時間の着信が取れたと思う。

 

15分ほど、日本語と英語で話した。

あの夜は私がおつかれだったようだ。

そして置いていったことに対するお詫びもあった。

 

で、まだ僕のこと好き?

とか

また会えますか?

とか

綺麗でしたよ、とか言ってきた。

 

今度いつ会えますか?とか。

 

知らないよ、そっちが日本に戻って来なければ会えません。

 

そしてまだ好きか?という質問には、わからない、と答えた。

 

あなた気まぐれすぎ。

連絡くれたり消えたり。

 

あの日、次の日の予定を聞かずにアッサリ終電を逃して付き合わせちゃったよね。

私、空気読めない人だから言われないとわからないことがある、と自分の性格を伝えた。

 

駐在彼は「わかった」と答えた。

 

何がわかった?

 

「空気が読めないってこと」

 

なるほど。。。

 

あまり深い会話にはなりそうになかった。

 

じゃあ12月にまた会いましょう。

今度はホテルを取っておきます。

それかあなたのいる街まで行こうか?

 

と言っていた。

 

期待しないで待ってる。

会ったのは楽しかったから、また会えるのなら嬉しいよ、と答えておいた。

 

駐在彼は、一時帰国した時の遊び相手が欲しいんだろうか。

またセフレか。

 

でもセフレいたほうが楽しいよね。

 

駐在彼が現れるということは、また年下彼との失恋を癒してくれるのだろうか。

 

なんだかそれも嫌な予感。