駆け引きしない!

年下彼が素直な気持ちを伝えてくれたのに、私ときたら可愛くないメールを返信。

 

何度も読み返したが可愛くない!

自分が嫌になった。

 

ダメだ、やっぱりそうじゃない。

駆け引きしようとしても、それは駆け引きにはならないかもしれない。

 

そう思った途端、つい待てない女になってしまった。

 

自分の気持ちにウソをついていた。

私もあなたとのセッ クスが忘れられない。

 

そう返信した。

 

送ったのは日曜日の夕方だ。

当然、彼からの返信は無い。

 

でも、可愛くないメールを帳消しにして素直な気持ちを送ったので、とてもスッキリした気持ちになれた。

 

何も状況は変わっていないけれど、素直を送るだけでこんなに気持ちはラクになるんだね。

 

セフレのお誘いだよね?

私とのセッ クスが忘れられない。

まさかの16歳年下彼からのメッセージ。

これはセフレのお誘い?だよね。

 

私のことが忘れられないのではなく

単刀直入にエッチが忘れられないと書いてあった。

 

嬉しい、私も忘れられないの。

 

そんなふうに簡単に返信できなかった。

だって、これセフレ要請でしょう?

 

だからまたお酒でも飲みながら話したいと、何時間も経ってから返信した。

 

そのあと私の都合のいい日程は無いかと聞いてくれたので、翌週の日程をわかりやすくメッセージした。

候補は8日間も出したのに、翌日に来た返信はどれも確約できないからさらにその翌週はどうですか?

とのこと。

 

いろいろ考えてくれたのだろう。

セッ クスする時間とか、仕事の都合とか。

でも、すぐに会いたいわけじゃないんだね。

 

そう思うと虚しくなり、

日程は大丈夫だけれど、約束するのはやめましょう、と返信をしてしまった。

 

どうせまた仕事や約束が入るでしょう?

負担になりたくないし、キャンセルされるのもつらい、と大人げない返信をしてしまった。

あの人からまさかの再会要請

16歳年下彼が夢に現れて、未練からよい思い出に変わったのが2日前。

 

その翌日、この失恋を親友以外に初めて過去の話として人に話したのが昨日。

 

そして今日。

鳴らないメッセンジャーアプリが、動いた。

 

仕事でプライベートのスマートフォンを使用したので、そのままデスクに置いたままにしてあった。

 

メッセージはどのアプリも表示されないようになっているが、16歳年下彼とコンタクトを取っていたメッセンジャーアプリだけは表示される設定になっていた。

 

もう年下彼から連絡は来ないし、連絡先も消した。

 

それならそのまま表示されてもたいした内容は来ないと思っていたが、なんと年下彼からのメッセージだったのだ。

 

プレビューを見ると単刀直入に用件が書かれていた。

私とのセッ クスが忘れられないと。

 

本当に驚いた。

嬉しさもあった。

そして複雑な気持ちも。

 

会ってもらえるなら返事が欲しいし、このメールを無視してくれてもいい。

 

彼らしいシンプルな内容だった。

 

どうしたい?

そんなのは決まっていた。

忘れられないのは、私のほうだ。

 

でも、どう返事していいかわからなかった。

スマートフォンを操作できる時間は無かった。

ゆっくり操作できるのは何時間も後だった。

駐在彼はヤリ逃げだったのか

呆然としながらなんとか身支度を整えてチェックアウトしたのは8時くらいだろうか。

 

最も不安だった支払いは済まされていた。

ホッとした。

 

逃げられたんじゃない・・・!

私はそれで充分だと思った。

 

安堵感だ。

もうそれでいい。

駐在彼とは、それでいい。

 

ありがとう。

年下彼との失恋を救ってくれたのはあなただから。

 

 

朝食を求めて地下鉄に乗った。

結局よく利用するベーカリーで朝食を取っていたら、駐在彼からいつものように英語でメッセージが来ていた。

 

おはよう

ごめんよ

朝早く起きてしまったし仕事の準備もあったんだ

よく眠れたかな

今日の講座頑張って

 

 

 

 

遅いわ!

 

でもブロックされたわけじゃなかった。

ただの、なんというか、軽い扱い。

 

でもホッとした。

 

ヤリ逃げは思い過ごしだった。

 

当たり前だけれど一緒にいる感は全く感じられなかった。

それは居酒屋の時から感じていたけれど。

 

でも、ゆったりとしたマイペースな彼らしい優しい対応だったのかもしれない。

 

私はそう思うことにした。

駐在彼に、愛と感謝の気持ちが溢れてきた。

 

そして予定通りに学びの場に向かった。

駐在彼にヤリ逃げされた話の続き

駐在彼と眠ったはずなのに、横には誰もいない。

部屋には、誰もいない。

置き手紙的なメモ、LINEのメッセージもない。

 

まさかの、こんなさようなら。

こんな出会い、こんな仕打ち。

 

『朝まで彼氏と過ごす』

 

これが私の夢だった。

また叶わなかった。

 

笑える。

呆然だ。

 

支払いは?

何時に出てもいいの?

 

電車は動いているけど、移動や身支度を考えると自宅に戻る余裕は無い。

できればこのまま9時くらいまでラブホにいたいけど、もう一度眠れる気分には全くならなかった。

 

駐在彼には私の予定は伝えてあったが、彼がいつホテルを出たいのか聞いていなかった。

 

私は勝手に、休みだと思っていた。

朝まで一緒に眠れると勝手に思い込んでいた。

 

コンビニに行く時や居酒屋にいる時、前回よりもスマホ(LINE)の画面をチェックしているのはわかっていたけれど。

 

私は前日までの不摂生による睡魔不足がたたり、私はぐっすり眠ってしまった。

 

彼がベッドから出てシャワーを浴びて、フロントに電話していたことに全く気がつかなかった。

 

カッコ悪い。

ヨーロッパ彼との恋愛やセフレ、友人関係、そしてそれを手放してまで次の恋愛を楽しみにしていた私。

その途中で出会った、ひとまわり以上年下の彼。

 

どちらも素晴らしい恋愛だったのに、まさかのエリート駐在彼にやり捨てされるなんて。

 

滑稽だった。

彼の存在を話していたひとりの女友達に、なんて話せばいいんだ。

 

カッコ悪すぎてウソをつきたい。

どんなふうに話せばいいんだろう。

そんな人目が大いに気になった。

 

私はズルかった。

こうされても仕方がなかった。

 

お金の心配ではなく、支払いがされているかが気になった。

私との時間が彼にとって支払いするに値するものではないなら、彼は私と支払いを残して去っていくに違いない。

だってもう二度と会わないから。

だってヤリ逃げでしょ?

 

でもこのホテルには現在の料金が表示されるシステムは無かった。

16歳年下彼からのメッセージ

今朝、起きがけの夢で16歳年下彼から声がした。

 

「気になる人ができて、その人のことを大切にしようと思っています。

あなたとの経験をもとに、その人との関係を大切にしていこうと思います。ありがとう」

 

といったような内容だったかな。

 

そこで目が覚めた。

 

というかもう目が覚める頃に想像するかのように意図的に見たような夢。

 

前日、彼にプレゼントしたお酒を飲み切ったせいかな。

 

このお酒をお互いが飲んでいるうちは少しは思い出すんだな、と考えていたが

それがついに無くなったのだ。

 

同じペースで飲んでいたら、彼もそろそろ無くなるかもしれないし、私はこれだけだったから早く飲み干してたのかもしれない。

 

いずれにしても、年下彼への未練が無くなったような瞬間。

 

よい思い出に変った朝だった。

駐在彼にヤリ逃げされた

駐在彼と居酒屋でおしゃべりし、アッサリ終電を逃し、もう1件かどうするかと言いながらアッサリとホテルへ向かった。

 

低層階を選んだり、いちどコンビニに行くために外に出ることにしたのだが、フロントの人に対して金を気にしたり。

 

なんだか前と違う雰囲気があった。

 

コンビニに私だけで行ってこいと言いそうになり「僕が行こうか?」といい直したように思えたり。

 

コンビニから戻ってビールを飲み、セッ クスを始めた。

普通なのだが、どうもサイズ感が合わない。

これは前にも感じたことだった。

 

そして快感も無くて。

 

だから彼とは、ゆっくりしたかった。

彼の好きを知りたかったけれど、あまりたくさん教えてくれなかった。

 

居酒屋の時と同じだった。

 

そして終わったのだが、私はそこから深く眠ってしまった。

 

起きたのは5時半近かった。

かなり深く寝ていて、起きた時はどこにいるかわからなかった。

 

ああ、ラブホだ。駐在彼とセッ クスしたんだった。

 

じゃあ彼は。。。

 

 

 

 

 

い、いない。

 

 

 

 

 

ジャケットが無い。

靴も無い。

何も無い。

 

脱ぎ捨てられた私の服と下着と、使い捨てたコンドームがその時のまま放置されていた。

 

何か起きたのかよくわからなかった。